以前から行ってみたかった長野は小布施の
「小布施ッション」に参加してきました。
これは、長野五輪で来日して小布施を気に入り、町興しに奔走して
ウーマンオブザイヤーも受賞した、セーラ・マリ・カミングスさんが代表取締役を
勤める小布施堂というところが、文化事業として毎月主催しているもの。
各界の第一人者を招いての講演があります。
今回は「低炭素都市」の著者、東大大学院の大西隆教授でした。
しっとりした街並みで有名な小布施にも前から行ってみたかったし、
丁度、仕事で「まち」にかかわっていたこともあって、是非行ってみよう、と。
でも、翌日は10時からの会議に出なくちゃならないため、夜行バスで行って
一日観光し、小布施ッションとパーティに出席して、夜行バスで帰る、という
車中中2泊1日の、弾丸ツアーとなりました。
まずは、観光客のいないしっとりした町を見たかったので、敢えて早い時間に入って
まちを散策。
まちの道には、栗の間伐材をつかってあり、とても風情があります。
歩いても足に優しいのも嬉しい。
その後は、「北斎館」と「高井鴻山記念館」「中島千波館」に。
葛飾北斎は、交流のあった地元の豪商で文化人の高井鴻山の招きで
晩年を小布施で過ごしたとか。
北斎は、本当に構図がかっこよくて、見ているとゾクゾクします。
特に縦位置のものがすきで、
「在原業平」を見ていたら、修学旅行生らしい中学生が「あっ、あった!」と小さくつぶやいて同じように見入っていました。
小布施の街並みです。
瓦が本当に綺麗です。
お昼は、枡一酒造直営の寄り付き料理を「蔵部」でいただきました。
食前酒も、当然日本酒。
お昼でしたが、杯一杯から飲めるとあって、試飲がてら結構飲みました。
どれも、辛口で爽やかで飲みやすく、食事がすすみます。
調理場をカウンター越しに見るのですが、おくどさんをちゃんと使っていました。
お店のスタッフによると、「冬はいいんですが、夏は地獄です」とのこと。
栗ご飯が甘すぎず、とにかく、美味しい!
これはトイレの前。
小さい町なので、昼には大体行きたいところには行ってしまったので、
地元の人の憩いの温泉に行き、お湯をつかったり、昼寝したり、読書したりで
だらだらして、旅の疲れを癒しました。
たまには、こういう休日もいいかもしれない。
そして18時。
「小布施ッション」の会場へ。
学生は参加費がタダで、その代わり会場準備を手伝うことになっています。
セーラさんは、ベビーシッターが骨折したとかで、6ヶ月の赤ちゃんを
連れて司会をされていました。
大西先生のお話は分かりやすく、面白かったのですが、如何せん時間が短いのがとても残念。
その後は、会場をうつしての立食パーティ。
私は一人参加だったのですが、参加者の方々にまぜてもらい、バスの時間まで
楽しく過ごさせていただきました。
次回4/4は、森美術館の館長!!
私が、今一番好きな美術館なんですよ。
ここは館長の方針がいいのか、キュレーターが面白いのか、
作品もですが、解説が面白いんです。
なので、必ず音声ガイドをつけます。
またいつか行けるといいなぁ。